cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

2016年やりたいことリスト100

年始に「やりたいことリスト100」というものを見かけたので、真似事でカフェで考えてみた。自己整理になるし、書き散らすことで改まった自己紹介にもなりうるだろう。

via:ももましまろさん
2016年やりたいことリスト - にちじょうけい

  1. 恋愛する(そのための、多義的なすべて)
  2. 余剰をつくる=つかれたときは無駄をおしまない、解放する
  3. プログラミング(基礎情報)を勉強する
  4. 英標をやる・横山先生のもやる*1
  5. ベルリンフィルを聴きに行く
  6. ラトル/ベルリンフィルの未購入録音を買う
  7. パリ管を聴きに行く・千々岩さんにあいさつする
  8. 新職場へ虚心坦懐に臨む・それか転職する
  9. 高機能いすを導入する(ヘッドレストがあるもの)
  10. Hさんに会いにいく
  11. Hさんの公演を見に行く(9月)
  12. 楽器を再練習する(コントラバス入門・ピアノ再入門・打楽器?)
  13. 乃木坂46の何らかの何かに行く
  14. 皮膚を、あきらめつつ、正常にする
  15. 鼻炎をましにする
  16. 姿勢を律する(腹筋を意識)
  17. ネット環境を棚下ろす=再検討(3月)
  18. ドイツ語を検討する(英語を健闘しながら)
  19. ノートパソコンを可及的速やかに買う
  20. コーヒーをたしなむ(プレス器、ケトルを導入する)
  21. 現住所に長居する利益を最大化する、か、引っ越しをする
  22. 日本フィルを聴きに行く
  23. タクシーをほどよく使う
  24. 普段持ちのトートバッグを、良いものを探す
  25. 首・肩を懸念し、「頭を壁によせる」ことを意識する
  26. Yさんとの縁を・連絡してみる
  27. サブウーファーを買う
  28. ブルーレイ/SACDプレーヤーを買う
  29. twitterの見識をより広める【会えるフォロワーに会いに行く】
  30. 言葉・漢字に関する感性を常に高める
  31. 無理のない節制・買うか迷うときは買わない(1週間たってなお欲しいか、を基準とす)
  32. 来冬までにリビングのドアを何とかする
  33. 富山・城端を再訪する
  34. CD・BDの整理、収納法の根本的刷新
  35. 祖父の本の処分
  36. 600mlタンブラーの導入
  37. ふけ対策
  38. 肩こり整体の行きつけを見つける
  39. 投資口座をつくる
  40. 新しい実家の周辺を検分・探索する
  41. 井出先生つながり仕事を続ける
  42. シェーバーを導入する
  43. 運転免許を取る
  44. 最寄りのタリーズを有効活用する
  45. カレーのおいしいお店を開拓する
  46. 高質なポロシャツ・襟シャツを多く揃える
  47. 本を1冊完読する(もうずっとしていない)
  48. PS VITAかDSを買う
  49. 新世紀エヴァンゲリオンBlu-ray箱を買う
  50. コードギアス」箱を買う
  51. 劇場版「ガールズ&パンツァーBlu-rayを買う
  52. ポイント(nanacoなど)を有効活用する
  53. 録画BDのデータベースを作成する
  54. 高め良質のアウターを買う
  55. 黒礼服を買う(2着以上)
  56. キャリーバッグ(中〜小型の四輪)を買う
  57. 京都をめぐる
  58. めがねを新調する、いくつも
  59. ナッツ類を、恒常的に買えて食べられる良質なものを探す
  60. 照明を改善する
  61. 矜恃、紳士、威厳、純潔たらんとす
  62. 一発逆転的な投機は完全にゼロにはしない≒くじ類の購入は控えめに
  63. 抜毛症、どうにか
  64. イヤホン、中級以上のものを買う
  65. 社会悪な時事への言及はなるべくせず、より善きことについてつぶやく
  66. ハムスターを飼う
  67. 2つのテーブルを小型のものに替え、リビングのシンプル化刷新
  68. 鼻呼吸、口はとじる
  69. 個人の経済的貸借対照表改善
  70. 東京への志向を継続
  71. コミュニケーションを、少なくも密に
  72. Iさんは、かなりあきらめつつも、よりよくなるよう
  73. ネットメディア、報道メディアの動向を見続ける
  74. 大学再入学への途をあきらめない
  75. 他者との幸福を得られないならば、自分は怠惰であるよう、さぼるようにする=真面目ばかにならない
  76. 料理は、したくない
  77. 井上小百合さんを推す、西野七瀬さんを静かに推す
  78. 安くておいしいものの探求を怠らない
  79. 水分をよく取る
  80. AVアンプを新しくする
  81. ブルーレイレコーダーを新しくする
  82. ポテトチップスのほどよい摂取と、チョコレートのほどよい摂取
  83. 夜ひとりでしっかり食べられるお店の開拓(非お酒)
  84. ヨーロッパへの志向を続ける
  85. 音楽学倫理学、哲学、歴史の志向を続ける
  86. 20(21)世紀の音楽を開拓していく=ブーレーズの軌跡
  87. N君と再会しに姫路へ
  88. 真田丸」の見聞を深める
  89. バイク(スーパーカブ)を再導入する
  90. 笑い飯のライブを見に行く
  91. NMB48についてよりよく知る(劇場へ行く)
  92. ほどよく旅をし、古跡をめぐる
  93. 笑いをよりよく摂取し、日々1度以上は大笑う
  94. 風呂をどうにか改善する
  95. 洗濯機を替える
  96. よく眠る、よく眠って人生の時間を無駄にする
  97. 髪形をもっと改良する
  98. パーヴォ/N響 マーラー8番を誰かと聴きに行く*2
  99. 関西のオーケストラ公演をほどよく聴きに行く
  100. 恋愛を得ていくよう願うが、得られないだろうからほとんど死に急いでいく・さびしさと対峙していく

*1:

英文標準問題精講

英文標準問題精講

*2:9月8日木http://www.nhkso.or.jp/news/14806/

2016年やりたいこと

ひさびさにはてなダイアリーを開いて、「この(実は十年来のログがある)ブログを見た人は、中の人の関連がよくわからなくなっているのでは」との懸念が浮かんだのだけれど、ざっというと、

cognoscenti @twitter*1 = intelligentsia12 @hatena

というだけの話です。
まったくネットの生存域はtwitterになってしまったので、2015年8月に乃木坂46ライブ評を書いたが、以前こちらに書きものは年に1度も書いていない*2


みなさん、お元気ですか。なにしてますか。
もしかしたら久々に声かけ合うと思わぬ相互作用が新しくできるかもしれませんね。はてなが00年代から今日もいきていることは喜びでしょう。

*1:「こぐのん」という和名をいただいているが、最近は自分では言わないようにしている

*2:はてなブログを試用した形跡はあるhttp://cognoscenti.hateblo.jp/

「清楚さ」自ら創る乃木坂46

【要約】
・これはアイドルのライブに初めて行った者の小考
乃木坂46 真夏の全国ツアー2015 @大阪城ホール 8月26日(水)
乃木坂46は「清楚さ」を自己了解し、自ら清楚たらんとするアイドルになった


 自らをこうだと定義したとき、急がば回れをやめ、次へ次へ加速度的に進んでいく――。活動3年目を迎えたアイドルグループ乃木坂46のライブは、当の女の子たちが自らを決め、自らをつくるさまを観客に見せるものだった(少なくとも、そういう演出であった)。センター生駒さんとキャプテン桜井さん双方から「私たちらしさとは何か」という言葉が出てきたものの、それを換言せず、パフォーマンスでみせる以上のことはしなかった。ライブの中身が、その「私たちらしさ」の本当を明らかにするだろう。

 私自身初めて行くライブであり、そもそも立って聴くのか/座って聴くのか、ペンライトも持たない、曲ごとの掛け声も当然に知らず、ぼうぜんと聴くに終始したのは致し方なかった。なので当初から、抽象的にこのライブを楽しんでみることにし、その鑑賞と思惟の結果に期待した。

 コストパフォーマンスとしての結論は、このチケット代は十分にペイしない。特別枠のステージ隣接席でない限り、メンバーらは遠くにある完成されたお人形さんにすぎず、双眼鏡からのぞき見る笑顔は自宅のテレビで見る笑顔を凌駕できない。むしろこの不満感は、「握手会」というイベントのすごみと革新さを思い起こさせる。“会えるアイドル”という観念は、客でしかなかった我々に新しいアイドルの快楽を発明してしまったんだと。ライブのチケット代で数回握手できる方が幸せなのではないか。

 では、ライブそのものはどうだったか。3年の蓄積からなるアップテンポ曲多数の攻勢(構成)は予想の範疇であり、大音量PAで低音も高音もハウジングして騒音となっているのには閉口した。またそういった跳ねる曲でしか強引にホールのムードを熱くできないのはどうか。いろいろさめた達観で女の子の振りと笑みを見るしかなかった。

 だが、「何度目の青空か」「君の名は希望」は違った。生田さんのピアノ演奏と弦楽四重奏(「ストリングスの皆さん」と紹介された)に乗せて、メンバーらはただまっすぐに歌った。導入の映像からして明らかに、客に座って聴くことを要請した。けだし名曲。いずれも合唱としての評価も高い楽曲にて、ライブだけの特別な装いであった。まさにこの後、「私たちらしさとは何か」という表明がなされた。つまりは、この装いが私たちらしさなのだと、一つの表明であった。私たちはこの両曲を清楚に披露するアイドルなのだと。

 清楚、といった。これは乃木坂46が確立したかにみえるパブリックイメージである。当然にスキャンダルで揺れたし、はじめはプロデュース側が立てた戦略にすぎなかっただろう。時のいたずらで、メンバーの女の子らは、自らの楽曲・パフォーマンスを客にみせていく中で、私たちは“こういうものだ”と了解し、自らを“こういうもの”としてつくりあげる段階に上ったのでないか。その善し悪しは運営側のさじ加減であるし、客の評価である。

 清楚な女の子たらん乃木坂46を、私は静かに堪能していくだろう。

わたしの2012(H24)年

現在アイコンはダージリンさん

寝られないので1時間で書けなければやめよう、の巻。

音楽
・AVアンプを導入し、5.1chサラウンド化実現 
 さまざまな音楽ソースを再び一から楽しめる(特にSACDやサラウンド放送)

ティーレマン/シュターツカペレ・ドレスデン来日公演を聴く
 ブルックナー:交響曲第7番 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より  音楽の神髄を思い知らされる
 終演後ファンの人に誘われ団員とのレセプションなる飲み会に参加できる僥倖 ティンパニスト・シュミットと仲良く?なる
ヤンソンス/バイエルン放送響 ベートーヴェン4,7 は順当
ツィメルマンは当初のオール・ドビュッシーでやってくれたらなお良かった
・下野/大阪フィル 吹奏楽スペシャル内のレスピーギ「ローマの松」は聴けてよかった 緩徐楽章は私の人生の曲
・ロト/南西ドイツ放送響 マーラー5番 も非常な快演

・ことしハマった曲を並べ挙げる

生活
 2011年、ちょうど年を越す途上で、実家近所に住んでいた祖母が亡くなった。私や実家の荷物を置いていた関係で、私がその古くも広いアパートに一人移り住むことになった。暮らすのにすでに生活用品は十二分にあったが、夏はいいものの冬は寒すぎてたえる。おまけに風呂は古くて正方形サイズのちっぽけなもの。体の疲れはなかなか取れず参っていた。
 2010年7月からなんとか経歴を拾ってくれたフルタイムアルバイトが契約満期まで1年を切り、さてどうしたものかと思うも毎日の労働をただ続ける日々だったが、突如「業務を変えれば契約社員化への道が開ける」という打診ないし計らいがあり、12月から新しい仕事に。これを機につらつら考えていた転居を本格検討し、異動に合わせて新居に移動。築5年のマンション9階。高いマンションは幹線沿いしか建築基準法で建てられないため国道沿いなのだが、神戸湾を見渡せる眺望、初期費用が礼金10万円ほか抑えめ、設備は充実しており、何より寒くないのでここに決める。本格的な引っ越しは後日で、現在は身と布団だけで住んでいる。契約社員化がおじゃんしなければいいのだが(メディア紙面を作っています)。
 彼女なし。

 勉学・思想について。なし。活字追う労働下では読書進まず。

 Galaxy Nexusスマートフォン)を持つ。新しい電話番号はとびきりかわいい子との専用回線に。

 アニメ。「輪るピングドラム」劇場版「コードギアス」は画期的傑作。あと今ブルーレイディスクに録ったアニメリストが引っ越しで見られないので分からないや、あとは佳作で。

 映画。「ツリー・オブ・ライフ」は静かに迫る圧巻な感動があった。レスピーギシチリアーナリュートのための古風な舞曲とアリア 第3曲)が印象的

twitterで知り合ったあの子には本当に感謝している。あの子も、あの人も。

大フィルの「特権意識」とは

とりま引用 後日コメント加筆予定

 鳴りやまないカーテンコール。一度は舞台袖に帰った指揮者が何度も呼び戻され、楽員と一緒に笑顔で応える。ところが午後9時ごろになると楽員同士が目配せを始め、舞台を去っていった。
 「あと1曲アンコールをしてほしいのに『超過勤務になるから』と断られた。サービス精神があまりにもかけているのではないか」。コンサートを依頼した興行主は憤った。
 大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)のコンサートの一幕だ。
 大フィルの楽員の勤務時間は1日6時間だが、午後9時を過ぎると15分間で約2千円の超過勤務手当が発生する。
 興行主は「どこのオーケストラにも組合があるのは知っているが、大フィルの組合は特権意識が強すぎる。フィナーレの大切な時間帯に残業手当を設けること自体が問題」と疑問を投げかける。
 ・・・
 大フィルは、市から”特別扱い”されてきた歴史がある。昭和22年に誕生した大フィルは、世界的な指揮者、朝比奈隆(1908〜2001年)が結成。ベルリン・フィルも指揮した朝比奈のカリスマ性で、経済界からも多くの支援を得続け、大阪市からの補助金は35年から続く。平成3年には市からの補助金約14億円で練習のための「大阪フィルハーモニー会館」(大阪市西成区)も建設した。
 約10年前、関西フィルハーモニー管弦楽団NPO法人になった際、市に補助金を打診したが「大フィル以外は抱えない」と断られたという。
 「なぜ大フィルだけが補助金を特別に受けることができるのか」
 5月31日、大阪市役所内で繰り広げられた関係部局とのヒアリング。橋下市長は、日本センチュリー交響楽団関西フィルなど在阪のプロオーケストラの名前を挙げ、公平に支援することを強調した。
 ・・・
 作曲家の三枝成彰さん(69)は「現在の大阪の文化は崩壊している。大阪の人たちが文化、芸術を必要としていないからだ。ただ芸術家も既得権益に守られ、愛されるための自助努力を怠ってきたのではないか」と指摘する。三枝さんは約45年前、東京芸大の大学院生だったころ夜行列車で大阪にコンサートに駆けつけたことがある。「当時、日本のクラシック音楽は、西高東低で大阪が中心だった。それを支えていたのが朝比奈さんであり、大フィルだった」と語る。
 ・・・
 作曲家の三枝成彰さん(69)は「東京では15分で完売するチケットが大阪では売れない。そういう土壌で生まれたのが、橋下市長。大阪の人たちはもっと芸術や文化に勤勉になるべきだ。芸術や文化を支えるのは最後は市民だということを忘れてはいけない」と話した。


産経新聞大阪本社版6月25日付朝刊1、3面「大フィル 特権意識強く ナニワ文化の遺伝子−消滅か存続か 上」、27日付朝刊3面「芸術の支え 最後は市民 ナニワ文化の遺伝子−消滅か存続か 下」より
(この連載は亀岡典子、坂下芳樹、豊田昌継、田野陽子、安田奈緒美が担当)との署名

 

この一年で聴きこんだ曲

(ダイアリー・ミラー版→http://d.hatena.ne.jp/intelligentsia/20111231

シェーンベルク:グレの歌

シェーンベルク:グレの歌



数年積んでたCDをいざ聴き直そうとして、一気にはまった。管弦楽が豊潤すぎる、すごい

Bolero (Hybr) (Ms)

Bolero (Hybr) (Ms)


この曲の管弦楽版はあまり聴く機会に恵まれないが、現代音楽の響きをかなり先取りしている革新的なものだと気付いた。

リスト:ファウスト交響曲

リスト:ファウスト交響曲


Thielemann Conducts Faust [Blu-ray] [Import]

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「読響Symphonic Live」で下野さん指揮の第3楽章を聴き、なかなか格好いいことを知った。リストはそれ以外からきし。

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番


これは少し時間がたっているが、ブーレーズ匠のこの仕事こそ最高のものではないか。


番外:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
11月23日の来日公演を聴きました。人生初の生ベルリン・フィルでした。感想書こうと思いましたが、至りませんでした。箇条書きでいくと、

  • ラヴェル「道化師の朝の歌」、細川俊夫:ホルン協奏曲「開花の時」、ブルックナー交響曲第9番という一見整合性のないプログラムは、それぞれの音量域の芸当を示すためのものだと気付かされた(ラヴェルは強弱自在に、細川は弱音の静謐さ、ブルックナーはトゥッティの醍醐味)
  • ブルックナー序奏のジョナサン・ケリーのオーボエの素晴らしさといったら、刮目された。録音等では彼の良さが皆目分からなかったのだが、あの極上のまろやかな音色は随一で驚いた
  • ラトルの本番の指揮は全く細かい指示を出さない(特にブルックナーは横のラインに沿って手を漂わせるだけ)。楽団との強烈な信頼関係を垣間見た。
  • ゼーガースがティンパニ乗ってくれてありがとう、超ありがとう。打楽器群は細川で炸裂してて俺ウマ
  • 細川の曲は、打楽器だけを見ればそれが何の描写かよく分かった(金属系のものと皮系のものとでは描写の場面が明確に違う)
  • 終演後、P席から駆け寄ったのを見かけてサラ・ウィリス嬢が手を振ってくれたのは俺だけ得。彼女含め、特にブルックナーではホルンセクション全員の音が直接飛んできてすさまじかった
  • ブルックナー第4楽章補筆版の録音、心待ちにしてます
  • ほんとはマーラー9番が人生でかけがえのない曲だからこれも聴きたかったけどかなわず。でもユーロ安でデジタルコンサートホールのチケット買っちゃったから、代替で


オーケストラでの新しい音楽にまた出会えますように

この一年で聴きこんだ曲

はてなブログはてな記法機能しないのでコピー・修正 http://cognoscenti.hateblo.jp/entry/2011/12/31/212646

シェーンベルク:グレの歌

シェーンベルク:グレの歌

数年積んでたCDをいざ聴き直そうとして、一気にはまった。管弦楽が豊潤すぎる、すごい

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5527596

Bolero (Hybr) (Ms)

Bolero (Hybr) (Ms)

この曲の管弦楽版はあまり聴く機会に恵まれないが、現代音楽の響きをかなり先取りしている革新的なものだと気付いた。

リスト:ファウスト交響曲

リスト:ファウスト交響曲

Thielemann Conducts Faust [Blu-ray] [Import]

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「読響Symphonic Live」で下野さん指揮の第3楽章を聴き、なかなか格好いいことを知った。リストはそれ以外からきし。

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番

シマノフスキ:交響曲第3番/ヴァイオリン協奏曲第1番

これは少し時間がたっているが、ブーレーズ匠のこの仕事こそ最高のものではないか。

http://youtu.be/vhqDtilPTp8
旅の途中でこれ聴いて泣いた。



番外:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
11月23日の来日公演を聴きました。人生初の生ベルリン・フィルでした。感想書こうと思いましたが、至りませんでした。箇条書きでいくと、

  • ラヴェル「道化師の朝の歌」、細川俊夫:ホルン協奏曲「開花の時」、ブルックナー交響曲第9番という一見整合性のないプログラムは、それぞれの音量域の芸当を示すためのものだと気付かされた(ラヴェルは強弱自在に、細川は弱音の静謐さ、ブルックナーはトゥッティの醍醐味)
  • ブルックナー序奏のジョナサン・ケリーのオーボエの素晴らしさといったら、刮目された。録音等では彼の良さが皆目分からなかったのだが、あの極上のまろやかな音色は随一で驚いた
  • ラトルの本番の指揮は全く細かい指示を出さない(特にブルックナーは横のラインに沿って手を漂わせるだけ)。楽団との強烈な信頼関係を垣間見た。
  • ゼーガースがティンパニ乗ってくれてありがとう、超ありがとう。打楽器群は細川で炸裂してて俺ウマ
  • 細川の曲は、打楽器だけを見ればそれが何の描写かよく分かった(金属系のものと皮系のものとでは描写の場面が明確に違う)
  • 終演後、P席から駆け寄ったのを見かけてサラ・ウィリス嬢が手を振ってくれたのは俺だけ得。彼女含め、特にブルックナーではホルンセクション全員の音が直接飛んできてすさまじかった
  • ブルックナー第4楽章補筆版の録音、心待ちにしてます
  • ほんとはマーラー9番が人生でかけがえのない曲だからこれも聴きたかったけどかなわず。でもユーロ安でデジタルコンサートホールのチケット買っちゃったから、代替で


オーケストラでの新しい音楽にまた出会えますように