N響アワー(2004/8/15)
ゲストはアルピニストで清掃登山で有名な野口健さん。
富士山早く上りたいね、日本人だから、と淡い思いを抱く。
今日放送されたのは
ベートーヴェン:交響曲第五番『運命』より 第1楽章
指揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
指揮:サカリ・オラモ
(NHKさま、N響アワーの公式ページを早く作ってください。プログラムが確認できません。)
個人的に大満足のプログラムでした。(特にアルペンシンフォニー)
サヴァリッシュの運命はクライバーの運命の影響からか、どこかしっくりしない感じを受けました。堅実というか、クライバーのあの怒涛の運命を聴いたら無理もないかな?(それにしてもフルトヴェングラーですか?皆さん大絶賛のようですが、少し昔の指揮者ということでまだ聴いてません*1。早いとこ聴かなければ。)
ネルロ・サンティのワルキューレはなかなか金管が頑張ってました。好演でしょう。
フィンランディアのサカリ・オラモはかなり激しかったですwあそこまで激しく振る意味があるのか、ちょっと大袈裟かなと思いました。フィンランディアを全曲ちゃんと聞くのはこれが初めてでした。好きな曲と言えるかどうかは微妙。
さてデュトワのアルプス交響曲です。以前紹介したティーレマンとメーターとを比較対象にすると*2、デュトワのアルプスはちょうどティーレマンよりの重厚サウンドといったところでしょうか。ですがふと軽快、爽快なサウンドも散見される非常に面白い演奏。さすがデュトワといったところでしょう。個人的には特殊楽器が活躍する嵐の部分を流して欲しかったのですが、でもデュトワのアルプスが聴けただけで大満足。まあ最初の夜の部分で低音楽器がもうすこし透明度のある音が出せないものかと、そこらへんは少し不満でしたが。
そういえば10月定期のアシュケナージ指揮のアルプス交響曲、まだチケットはあるようです。といってもおそらく私は行きませんw。