cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

プッチーニ「トゥーランドット」を見る

吹奏楽の旅習志野高が自由曲でやっていて「そういえば何度か聞いたことあるけど、肝心のオペラを見てないや」と思い、図書館で視聴。


プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(期間限定生産)/レヴァイン/メトロポリタン歌劇場


さらに言うとオペラを最初から最後まで初めてしっかり見た。どこかわからないのだけど小澤征爾指揮の「ファルスタッフ」の公開リハーサルを小学生になったあたりで見に連れて行かれたけど、そんなものちっとも覚えてないしね(というか寝てたと思う)。「トゥーランドット」は歌劇入門にふさわしいようで、ご多分に漏れず私も初挑戦だったわけです。


感想。終始鳥肌が立ちっぱなしだった。細かなことは言えないのだけれど、初めてオペラに陶酔しました。やはり人の声というのは他の楽器より訴えるものがありますね。私は吹奏楽でこの曲を何度か聞いたことがあるものの(先日の吹奏楽の旅習志野高校然り)、あまり感動するほどの熱いものを感じることができないでいた。なんだか空回りしているようだった。それは当たり前だった。独唱と合唱がないからだ。友人のトロンボーンカルテットでこの曲をやった時は琵琶湖声楽アンサンブルのテノールの方が「誰も寝てはならぬ」を歌っていたが、それはそれは背筋ゾクゾクものだった。ほんとに当たり前だけど独唱・合唱あってのオペラであって、吹奏楽コンクールでこういう曲をすると感動半ばで終わってしまうんじゃないかなぁ、なんて思ってしまった(それでも習志野高校は全国金賞でしたが)。


視聴後「トゥーランドット」全曲のCD探したけどなかったので↓のCDを借りたわけ。ええ、今すごく不満ですよ、プッチーニは4曲しか入ってないし。