昨日、今日借りたCD
- ドヴォルザーク:交響曲第9番,交響詩≪水の精≫/アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ
- メシアン:クロノクロミー,天より来りし都,われ死者の復活を待ち望む/ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団
- ベートーヴェン:レオノーレ序曲第1番,交響曲第4番・第8番/小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ
- ブラームス:交響曲全集/ヴァント/北ドイツ放送交響楽団
最近のMyヘヴィーローテーションが「新世界より」なので、数ある中でアーノンクールをチョイス。帯の説明通り確かに面白い演奏であり、唖然とする演奏。私としては今までイヴァン・フィッシャー/ブダペスト祝祭管弦楽団*1しか持っておらず、なぜかこれが新しい録音なのにモノラルみたいな凝縮した古めかしい音だったので、今回のクリアーな音の方がやはりCD世代の人間にはいい。ただやっぱしスタンダードな「新世界」の名演が聴きたい(誰がいいんだろう?)。
メシアンは、かなり前から気になってたものの、あまり現代音楽を聞く気になれず躊躇してたもの。かといって今もそういう気分ではないのだが、いいかげん借りてみた。拒絶反応は出ず、案外面白かった。でも「クロノクロミー」(ギリシャ語「クロノス(時間)」と「クローマ(色彩)」で「時の色彩(クロノクロミー)」だそうだ。何ともかっこいいではないか)はセリー技法が採用されているので、これこそ譜面を見て鑑賞しないといけない作品だろうね。いや何もなくても面白いけど。やはり元数学者でもある抜群の分析力を有したブーレーズは私の好きなタイプかな。本人の作品も早く聴きたい。
サイトウキネンは発見後速攻借出し。やっぱしサイトウキネンの音はすっと耳に入ってきて、私の音楽への嵌り具合が違う。4番はチェリビダッケが初だったけど、やはりサイトウキネンがいいや。チェリビダッケの方は音質があまり良くない(内緒でこっそり録音してたから?)し。それに奏者に信頼が置けるというのもあるだろう。名前を知ってるだけでかなり違うものだ。アンチ小澤という人は彼が目指す純音楽というものが嫌いなのだろうか。私は逆にそういった不純なものを削った洗練された音楽が好きなのだが。
食わず嫌いならぬ聴かず嫌いだったブラームスだが、先日のN響アワーでのサヴァリッシュの一番を聴いて、特にラストがなかなかいいと思ったので、思い切って全集を借りる。聴かず嫌いから脱出できそうだ。今一番を聴いてるが、Timpaniが荘厳と叩いてくれるし、2楽章のObの歌も綺麗だ。
*1:ドヴォルザーク:交響曲第8番&9番/フィッシャー/ブダペスト祝祭管弦楽団 手持ちがなかったので最初に借りたCD。