cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

divertissement

人生を生きるということ、行為するということは、理論によっては基礎づけることのできない決断であり、選択である、ということが、キルケゴールが「跳躍」という言葉で表す事態である。彼は、人生行路には三つの段階があるという。
第一の段階は美的段階にある。人は、ここでは、感覚的悦楽を求めて花から花へと飛びまわる。彼の選択を制限し、彼の生に確定した形を与えるようなものを、彼は憎む。そのような自己分散が自由である、と彼は思っているのである。それは、ちょうど、パスカルの語る、自分を忘れるために気晴らし(divertissement)に憂き身をやつしている人にほかならない。だが、このように感覚的悦楽のうちに自己を散乱し喪失している人間も、心の憶測では漠とした不安を覚えているのである。


ヨーロッパ思想入門 岩波ジュニア新書/岩田 靖夫 (著) P214

8月に買ったやつ、昨日ようやく読了。次はどうしましょうか?導いてください。


明日は試験だが、過去問の出来を見ても心配しなくてもいいか。英語は普通に合格点越え、政経は超余裕で合格点越え、国語は現代文をしっかり取り古文は他の科目で補う、ってのが理想であり予定。多分そうなる。まあ瀬戸内ですんで雪は降らんでしょ(京都は大変そうだねぇ)。試験ということでかなりバイトを休んだものの、とりたててやることもせず、非常にゆっくりしている。
どこでも受かれば入学金払う予定だから、明日はゆったりとしつつも確実にやっておきたい。むしろその下のレベルの方が危ういからね。選択教科って痛いね。


BGM:メシアン:トゥーランガリーラ交響曲/ケント・ナガノ/BPO/エマール(ピエール=ローラン)
ラフマニノフばっかり聴いてたらふと聴きたくなった。2楽章が私の好み。最終楽章も。)