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指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ氏 逝去

ミラノ・スカラ座で指揮、ジュリーニ氏死去 (社会ニュース - 6月16日(木)2時33分)


 【ローマ=藤原善晴】イタリアのANSA通信によると、イタリアの名指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニさんが14日、北部ブレシアの病院で死去した。91歳だった。死因は不明。

 1914年生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でビオラを学び、44年に指揮者としてデビュー。その成功でローマ放送交響楽団音楽監督に就いた。53年にはオペラの名門、ミラノ・スカラ座の首席指揮者に就任。後年は、ウィーン交響楽団やロサンゼルス・フィルの音楽監督などを務めた。交響曲やオペラに優れた録音を残した。

 緻密(ちみつ)な構成感と明快な歌い口が解釈の特徴で、演奏曲目を自信ある作品に絞るなど完全主義者の側面もあった。晩年はじっくり丁寧な音楽作りを聴かせた。

 98年に引退を表明してからは、ミラノの青年オーケストラの指導などに当たっていた。日本には60年に初めて訪れ、本格派として人気があった。
(読売新聞) - 6月16日2時33分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000517-yom-soci

ああ、生前に録音を聴く前に逝去されてしまった。かといって生の演奏を聴ける機会はなかったのだけれども。近く何かCDを買うとします。ご冥福をお祈りします。