cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

笑ってこらえて「吹奏楽の旅」(日本テレビ 2004/7/14放送)

やっぱり全国区の放送となるとみな日記に書くわけだ。先日の「吹奏楽」キーワード書込みの数が以上に多い。


先週の放送に関してあえてコメントは控えたが*1、今回はかなり軽めに取り上げてみようか。


放送の内容は大阪府淀川工業高校吹奏楽部の活動模様。まず先週分のハイライトを長々と。相変わらず日テレ(に限らないかもしれないが)はこの手法を使いすぎだ。先週分の放送を見逃した視聴者のための親切な配慮かもしれないが、あくまでたまたまチャンネルをひねった視聴者がチャンネルを返させないための手法であって、視聴率目当ての手法に過ぎない。いいかげん飽きたし、やめてほしい。(というわけで先週分のレビューについては省略、他あたって下さい。)
その後サマーコンサートのためのオーディション。フルートパートは今年度課題曲Ⅱ「エアーズ」の最初のsoliを吹いていた。カメラがピックアップしていた子はあえなく落選。落選した子は今後の活動もこれを機会に頑張って欲しい。ちなみにオーディション結果は覚えてないが、演奏を聞いた上での私の予想は全て的中。(今年度のコンクールで淀工は「エアーズ」をやるらしい)。
続いて2ndクラリネット。今年度課題曲Ⅰ「吹奏楽のための風之舞」の1フレーズを吹いていた。今度はカメラがピックアップしていた吉良君が堂々のTOPで入選。なるほど、落選の子も入選の子も放送することでメリハリを利かせようという魂胆か。それに入選の子の方を後に持ってくることでうまいことオーディションの話題を終わらせれるわけだ。ちなみにまたまた私の予想は全て的中(だいぶ管楽器の善し悪しもつけれるようになったもんだ>私)。
オーディションが終わって合奏練習を少し見せたら次はサマーコンサートの開演までの様子。淀工とだけあってかなりの客が集まっていた。中には東京から来た人もいたがよほどの淀工ファンなんだろうが、私は逆にひいてしまった。開演直前のアナウンスでレポート終了。
ここでスタジオに移るが「サマーコンサートの様子みたいですよね?」「見たいですよ」といったたわいのないやり取りの後、突然「淀工吹奏楽部の皆さんです!」と紹介されスタンバイしていた淀工吹奏楽部が登場。「風之舞」前半部分(曲の構成はABA*2で最初のAの部分)を演奏した。演奏についてはうまいけど…(締太鼓って使っていいの?)。やはり「大阪俗謡による幻想曲(大栗裕)」を使いまわしているだけあってこの手の曲は得意か。(だがなぜ今年度は「エアーズ」にしたのだろう?淀高の選曲としては意外だ。)
演奏終了後、顧問の丸山氏と部長がゲストからの質問に答える。所ジョージが「川が流れるような演奏だった」というコメントはなかなかよかった。うまい表現だ。川が流れるよう=ミスがなく安全運転=無難な演奏=おもしろくない、と私は感じたが。部長のコメントが長く、フットボールアワーなどにつっこみを入れられる。部長曰く「僕は皆に信頼されてない…」ようだが、自分でそのことを自覚しているならおそらく信頼されたいという希望があるのだろう、まあ頑張ってよ。
とまあこんな感じで番組は終了。来週の予告は・・・なかったよね?

*1:理由等はこちらのコメント欄へ記した

*2:テンポ設定が急緩急のことを言う