cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

Alvamar Overture/James Barnes

http://d.hatena.ne.jp/ZO353/20040724#c


とまあちょっと軽めに調べてみたんですが…

アルヴァマー序曲
バーンズの作品の中で日本で最もよく知られたこの曲は、1981年にジュニア・ハイスクール選抜バンドとその指揮者ロバート・ホロウェルのために作曲され、カンザス州ウィチタ地区春の音楽祭で初演されました。タイトルはバーンズの住むローレンス市の家の近くにある、ゴルフ場の名前からとられたものです。華々しいファンファーレで始まり、実に親しみやすいパッセージを木管楽器が演奏します。その一方で、金管楽器が奏でるメロディの対比の美しさが、曲を魅力的なものにしています。
日本に紹介された際の演奏は、どちらかといえば速いテンポでその演奏を基本のテンポとして知られるようになりましたが、後年バーンズ自身の指揮で録音されたものは実に落ち着いたテンポでした。


http://www.parkcity.ne.jp/~tkato/barns.html

うむー、アルヴァマー夫妻に関する記述が見当たらん。
でも確かにゴルフ場の管理人でもあるアルヴァマー夫妻の仲のよさにインスピレーションを得たはず…?後々ちゃんと調べます。


そうそう、日本での高速テンポverとバーンズ自身の指揮のゆっくりver、どっちがいいなんてどっかで議論されてたっけ。私の好みはおいときまして、要するに人の好みはそれぞれでいいじゃないですか?無責任かなぁ


ちなみにJames Barnesで私が好きな曲は“Fantasy Variations on a Theme by Niccolo Paganini
”。上記のサイトと同じ管理者(同じ内容)と思われるサイトから曲紹介を引用してみる。

パガニーニの主題による幻想変奏曲
ニッコロ・パガニーニ(1782〜1840)は、超絶的な技巧で知られるヴァイオリンの名手の一人です。そんな彼が残したヴァイオリンの曲の中に「24の奇想曲」がありますが、後年これを基にして幾つかの作品が書かれました。なかでもブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が有名です。

この「パガニーニの主題による幻想変奏曲」は、バーンズがその24曲をモチーフに、20の吹奏楽のための変奏曲として、「アメリ海兵隊バンド」のために書き下ろしたものです。海兵隊バンドの実力に合わせて作曲されたためか、かなり高度な演奏テクニックを必要とされる一方で、ブリテン作曲の「青少年のための管弦楽入門」のように各楽器の特色が次々と変奏という形で現れるとても面白い構成となっています。

冒頭のオーボエのテーマが次々とスタイルを変えて登場するのですが、クラリネット群のめまぐるしい変奏、トロンボーングリッサンドをバックに、重々しい変奏を奏でるのっぽなコントラバス(本来はコントラアルト)クラリネット。フルートのダブルタンキングによる速い変奏曲。金管中低音の3重奏やバスーンの2重奏、哀愁を帯びたメロディを歌い上げるサクソフォンセクションに華やかな金管アンサンブル。そして後半には打楽器アンサンブルによる変奏まであります。


http://www.parkcity.ne.jp/~tkato/newsak-barnshtml.html

特に私は、金管アンサンブル後のEuphとSaxが歌う箇所がなんとも言えない悲しい感情をこみ上げさせられ、そして少し気分が暗くなったところで壮大な変奏へと移っていき、すっかり気持ちを満たしてくれるように感じる。今後もこの曲がたくさんの演奏会で聞けるよう、永久に語り継がれていってほしい曲である(ほんとに)。演奏してみたい!!


ちなみに東京佼成、バーンズ指揮の演奏を推薦します↓。
パガニーニの主題による幻想変奏曲/Fantasy Variationsパガニーニの主題による幻想変奏曲/Fantasy Variations


あと話題を戻しまして、Alvamar Overtureについては最近発売されているバンド・クラシックス・ライブラリーというシリーズの2作目のCDに収録されている。
このバンド・クラシックス・ライブラリーシリーズは吹奏楽で超定番の曲をPickUPしているので、ひとまず吹奏楽とはなんぞや?という初心者の方にぜひ買っていただきたいCDである。お薦め。私も買いたいんだけどねぇ…
バンド・クラシックス・ライブラリー2「アルヴァマー」/BCL Band Classics Library 2バンド・クラシックス・ライブラリー2「アルヴァマー」/BCL Band Classics Library 2