小倉優子の戦略
週間えみぃSHOW(2004/08/29 読売テレビ)を見ていて、嘘か信憑性のないうわさかしか言わない芸能キャスターの1人が、
「小倉優子さんは『こりん星から来ま…』とか言ってますが、実は大変聡明な方で、大学*1に通っていまして心理学をお勉強されているそうです。くりぃむしちゅーの有田さんも心理学を使って追い払ったのでしょう。*2」
ってなことを言っていた。
珍しいことにキャスターから発せられたことは真実のようである。TVでの小倉優子のしぐさなりを、「それが素の小倉優子だ。」と思っている人はもう少し冷静にならなくてはならない。TVによる情報操作、というより小倉優子本人(所属事務所)による情報操作に陥ってしまっている。
ネット上を調べればわかることだろうが、デビュー当時の小倉優子が出演した番組を見ると、現在の不思議系を演じているのとは全く別人のキャラクターを演じている小倉優子が確認できる。まさに普通の女子高生風のキャラクターだった。おそらくデビュー当時のほうが素なのだろう。だが普通の女子キャラクターだと他のアイドルらとの差異化が図れないと判断したのかどうかわからないが、おそらくそういう判断の下、今のキャラクターに変更したのだろう。今では不思議系キャラとしての小倉優子のイメージがすっかり定着してしまっている。小倉優子の戦略は大成功、というわけだ。
先日記事を紹介した福原愛はふてぶてしいと言うより素直だとおもうが*3、小倉優子こそふてぶてしいのではないだろうか。
(それにしても、こういう一種の騙しを平気でやらかしてしまうメディア界の人々というのはつくづく異常だと思う。)
とまあ、ちょっとしたメディアリテラシーのお話でした。