cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

東京都大会

聞きに行ったわけではないがはてな内で気になる記事を見つけたので、しっかりした文章は書けないが記しておこう。


昨日吹奏楽コンクール東京都大会が普門館で行われた。プログラム・結果は下のページをご覧頂きたい。
http://www3.plala.or.jp/tbtknic/winds/concour/2004/tokyo.htm


昨日の大会を受けてwaterlooさんが記事を書いている。以下気になったところを引用してみる。

あと、天野正道という人の曲で、阪神淡路大震災へのオマージュ、という曲があった。ぼくは、かねてから日本人はヒロシマについての曲ばかり書いていることが嫌だった。本当に死者を悼んでいるものがすくないからだ。西洋にこびているものばかりだからだ。だったら交通事故や震災で同じ命を失った人への曲でも書いてほしいと思っていた。 ただ、オマージュという言葉が気になった。オマージュとは単なる献辞という意味より、賛美や尊敬という意味合いが強い。人の命や財産を奪った災害を賛美とは、と気になっていたが、復興にたずさわった方たちへの賛美という意味合いかとも思ったのでだまって曲を聞いてみた、が。  阪神圏にすむものとして、怒りすら覚えた。作家の誠意や想いがまったく伝わらない。ぼやけた響きと目的、その中で意味ありげに鳴らされるサイレン。がんばって吹いた生徒も震災被害者もかわいそうだ。


それを吹いていた高校は金で代表になった。 彼らが一生懸命吹くことで、実際に被害に合われた方たちに響いていけばと願う。


http://d.hatena.ne.jp/waterloo/20040923#p2

おほなゐに関して、前にも言ったが*1「関西でこの曲を取り上げることがほとんどない。」という事実を改めて認識した。本当にこの事実が語る意味とは何なのだろうか。まだ私もはっきりとした考えが形成されていない。少し途中経過を書けば、「事実をあまりに誇張しすぎていて、当事者には演奏ができないのでは。」と今は思う。


皆さんには考える契機としてこの曲が収録されているCDと詳しい情報が記されているサイトを挙げておきます。


「GR」よりシンフォニック・セレクション~明日への希望~/浜松交響吹奏楽
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天野正道作品集「おほなゐ」/川越奏和奏友会吹奏楽
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