小沢さん指揮合唱団員募る 10月に被爆60年コンサート
被爆六十周年記念の催し「世界へおくる平和のメッセージ」を十月に広島市で計画している実行委員会は、世界的な指揮者の小沢征爾さん（６９）のタクトで歌う合唱団メンバーを募集している。
催しは十月二十一日午後六時半から中区の県立総合体育館であり、被爆地広島にゆかりのある聖路加国際病院（東京都）理事長の日野原重明さん（９３）と小沢さんが対談。小沢さんがオーケストラと三百人の合唱団を指揮し、フォーレの「レクイエム」（鎮魂曲）を演奏する。
募集するのは合唱団のうち百五十人。年齢や性別は問わないが、四―十月の日曜日に市内で計二十回ある練習会に欠かさず参加するのが条件。三月六日午後、市内でオーディションがある。「レクイエム」の一部か中田章の「早春賦」、山田耕作の「赤とんぼ」の中から一曲を選んで歌う。
