cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

21世紀の吹奏楽 第8回「響宴」 富樫哲佳レポートより

 ところで、この「響宴」の開催目的のひとつに、「作曲者・演奏者・出版界(メディア)の相互協力について考える」という一項がある。

 ここでいう「出版界(メディア)」とは、主として、楽譜出版社であり、レーベル(レコード会社)であり、あるいは、ジャーナリズムも含まれるかもしれない。

 その「ジャーナリズム」、別の言い方をすれば「音楽批評」と呼んでもいいのだが、それらが、吹奏楽の分野においては、まだまだ遅れているような気がする。これだけ吹奏楽が盛んな国なのに、吹奏楽界の現状や問題点などを理解した上で、きちんと、音楽的・現実的な批評をしている人は、そういるとも思えない。
 例えば、終了後、多くの人たちに感想を寄稿してもらい、何かの形で公開するようような、一種の自己批評的な機会も、そろそろあっていいのではないだろうか。


吹奏楽マガジン Band Power:レポート

(以下、「…書きながら、さて私は何を言いたかったのだろう?考えてたのだろう?ふと思考を止めた。」ため、一応隠してみる。思惟とは私の場合、非常にいいかげんで、妄想で、突拍子もない連想をする。故、論理的整合性がない。)
「これだけ吹奏楽が盛んな国なのに、吹奏楽界の現状や問題点などを理解した上で、きちんと、音楽的・現実的な批評をしている人」=当に私。若気の至りとしてお許し願いたい、ということを暗黙の了解・勝手な前提にしてここで発言しとるわけです。

願わくば吹奏楽専門家が1人くらいBLOGで懇切丁寧な吹奏楽批評をして頂きたいと思うのですが。今のところそういったBLOGを発見してないため、また既存の雑誌・書籍も個々に「これが問題だ」と色々言っちゃってるから、吹奏楽の現状や問題点のサマリーはそもそも何なのでしょう?誰かちゃちゃっと箇条書きで羅列してみて。いざ演奏者などの当事者となっちゃうとそんなことやっぱり考えないと思うし。今の私は吹奏楽は聴くのみだから、こうやって変なことを考えてしまうんだろうし。

何を目指すのか?というか何ができるのか?てかそもそも何かできるんか?吹奏楽という対象は操作可能か?


「響宴」よりはるかにコンクールの方が影響力あると思うのだが。いや何だ?バンドパワーが売り出すCDとか?今まで知らなかった曲の入ってるCDがとたんにブレイクしたりするって、ふつーに考えたら凄く奇妙に見えるんだけど(フェランとか)。やっぱりそれ以前にコンクールである曲が広まるってのも、純粋に見れば妙だ。何か芸術なのにしっかり商業を媒介してるって感じだ。


…書きながら、さて私は何を言いたかったのだろう?考えてたのだろう?ふと思考を止めた。いつも先が見えないので思考を止める。先も今も過去もよく知らない・見えない。