cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

53th All Japan Band Competition

徐々にUpしていく予定(一ヶ月かかるかもしれませぬ)。

視聴記を書く前に

私的な感想などを一般市民が書くことには、色々と批判が付き物なので、筆が進まないのも否めません。一つの疑問に、「何で感想なんて書くの?」という素朴なものがあるように思えますが、おそらく、自分の耳を勝手に絶対化していて優越感を得たいという一種の自己顕示欲もあるでしょう。
ただ私の場合を考えれば、自己顕示欲は確かにありますが(それは他者との交流が不足しているが故のやむを得ぬ「個」の主張から、私は始まってますが)、このような全国大会というハイレベルなコンクールで、より自分の耳を確かなものにしたい、という勝手な思いが一番初めにあります。そして、記録、ですね。自分がどう聴いたかを残しておきたい、ただそれだけ。
正直なことを申せば、金・銀・銅の各賞の予想、というのも不謹慎ですがやってました。ただ演奏の合間にロビーで談話しているのを見ると、「あの演奏はえがったなー。絶対○賞やぁ。」とか「いつもの○○らしくないなぁ。今回は(○賞)あかんのちゃうかー。」とかいうのはごく自然に皆さん喋っていることなので、コンクールの一つの楽しみ方としてある程度は承認されてもええかと思います。


さまざまな反応への危機管理としてこの前置きを書いているわけで、ここら辺で無駄な話を終えまして、これから私がどのように聴いて、記録して、どのように書くかの説明に移りましょか。

どのような聴き方をしてたか

ステージを前方に見たとして、大学の部では1st Floor左前方の席、職場・一般の部は2nd Floorの右前方の空中に浮いてる?ところで聴いていました*1。後者のほうがバンド全体を眺めれ、かつ音もしっかり聴けました。
演奏中は気になった点・記して残しておきたい点を殴り書きでプログラムに書き、課題曲・自由曲ごとに「G・S・B」を、必要に応じて「+・−」なるものをつけていきました。これはいわば私の直感的な評価兼予想といったところで、「G・S・B」とは金・銀・銅の略です。「優・良・可」やABC評価を無理やり「G・S・B」に当てはめて、さらに補足的にプラス・マイナスをつけた、ような感じです。あくまで私の好き勝手なやり方です。(各評価の一番下に括弧付けで記し、最後に審査結果を記す)
メモの内容をそのまま文章化しますが、文章の量の違いは私の聴く集中力に比例します。私自身打楽器奏者なので、管楽器についての発言は曖昧で、打楽器についての発言は細かすぎて厳しくなるきらいがあります。