cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

Les Trois Notes Du Japon

楽劇『ヴォツェック』 マデルナ&ハンブルク : ベルク(1885-1935) | HMV&BOOKS online - DLVC-8027

C.ドビュッシー/3つの交響的素描「海」/神奈川大学吹奏楽部C.ドビュッシー/3つの交響的素描「海」/神奈川大学吹奏楽部

未報告分というか、買っても聴いてなかったり、聴いても感銘されなかったり、だからいちいち報告したくなくなったのかも。ただDVDはこれからようやく買い出すから、しばらくは漏れなく勝手に報告してると思う。本はねぇ、やっぱり買っても読まないから、報告しても惨めになるだけなんだよねぇ。

  • ヴォツェック」、これは大変な作品。
  • 2年前新聞配達してた住込みの部屋で僅かに「芸術劇場」で見たのを覚えている、ブーレーズの指揮姿。初めてとくと拝見。右手を主に 左手を要所ゝで使う手さばき、ぺこぺこと端的に礼する姿が印象的。
  • 意外やこれが初セッション録音(今までのリリースは定期演奏会の実録)の神奈川大学吹奏楽部。真島俊夫作曲「三つのジャポニズム」は、まさにタイトルが的当たりで、日本的な旋律を西洋の楽譜法で表現しながら、中途にならず、融合され確固とした作品になってる(気がする)。最後のCのユニゾンは混沌の無理やりな解決策のように思えてしまうけど。でも魅力的な作品で、これを同楽団が2年連続で参加したミッド・ウエスト・クリニックでどの年も取り上げていることから*1 *2、小澤氏がこの作品を重要視していると見れるし(あるいはクリニックで評判だったから2度取り上げたのか)、この曲が流行ってることは健全?なことだと思う。