Les Trois Notes Du Japon
楽劇『ヴォツェック』 マデルナ&ハンブルク : ベルク(1885-1935) | HMV&BOOKS online - DLVC-8027
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2004/10/06
- メディア: DVD
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未報告分というか、買っても聴いてなかったり、聴いても感銘されなかったり、だからいちいち報告したくなくなったのかも。ただDVDはこれからようやく買い出すから、しばらくは漏れなく勝手に報告してると思う。本はねぇ、やっぱり買っても読まないから、報告しても惨めになるだけなんだよねぇ。
- 「ヴォツェック」、これは大変な作品。
- 2年前新聞配達してた住込みの部屋で僅かに「芸術劇場」で見たのを覚えている、ブーレーズの指揮姿。初めてとくと拝見。右手を主に 左手を要所ゝで使う手さばき、ぺこぺこと端的に礼する姿が印象的。
- 意外やこれが初セッション録音(今までのリリースは定期演奏会の実録)の神奈川大学吹奏楽部。真島俊夫作曲「三つのジャポニズム」は、まさにタイトルが的当たりで、日本的な旋律を西洋の楽譜法で表現しながら、中途にならず、融合され確固とした作品になってる(気がする)。最後のCのユニゾンは混沌の無理やりな解決策のように思えてしまうけど。でも魅力的な作品で、これを同楽団が2年連続で参加したミッド・ウエスト・クリニックでどの年も取り上げていることから*1 *2、小澤氏がこの作品を重要視していると見れるし(あるいはクリニックで評判だったから2度取り上げたのか)、この曲が流行ってることは健全?なことだと思う。
- こちらで詳細と、試聴可。→http://www.atelierm.net/catalog/detail/japonism.html
- そういえば真島氏は「五つの沖縄民謡による組曲」でも、うまいこと沖縄民謡を消化して立派な作品を作ってたんだった。この曲は打楽器8重奏版もある。