cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

「感動を与える音楽を」(渡辺秀之先生)

ネット上の選挙記事を探していたら思わぬ発見。

母校吹奏楽部には毎年五月中学校(私を含めた周辺はさらに略して「さっ中」と言ってる)から数名入ってくるのだけれど、どの人に聞いても「顧問の渡辺先生はとってもいい先生」と言ってたなぁ。
渡辺秀之先生はかつて宝梅中学校吹奏楽部時代に全国大会へ12回、84年から連続11回出場、さらにそのうち86年から金賞を連続六回受賞など*1、輝かしい実績を持ってる方です。
参考:Home - Musica Bella
その実績はおそらく渡辺先生の指導スタイルにあるように思います。これもあくまで聞いた話ですが、生徒に任せる仕方ではなくて隅々まで手を伸ばして手取り足取り教える(全ての楽器の面倒を見る)ようです。そして今年の西阪神地区大会での特別演奏の際、先生が直々に言っていたのは、「私は常日頃生徒に『感動を与える音楽をしよう』『感動を。』と言ってます。」と、その純粋な志をひたすら持ちつづけているのだと思います。さっ中からきた生徒は、練習の際先生の指揮を見て思わず泣いてしまった、とも話してました。また五月台中に赴任された際「絶対全国大会に行こう』と誓い、それを見事達成されたのはほんと素晴らしい。私も先生の下で一度演奏してみたいものです。
ところで五月台中は渡辺先生が赴任される前にも全国大会に出場していますが、その時の顧問は直場一夫先生で、今宝梅中学校吹奏楽部の顧問なのです。今年の西阪神地区大会では課題曲Ⅲ「祈りの旅」(北爪道夫作曲)と「3つのジャポニスム」よりⅠ、Ⅲ(真島俊夫作曲)を演奏してましたが、素晴らしかったです。私はこれを聞いた瞬間に最優秀賞だと思ったのですが、あろうことか結果はダメ金。審査員の感性を疑いましたね。
やはり兵庫県には実力を兼ね備えた心優しい指導者が多いような気がします。

*1:いづれも特別演奏を除いて数えると