今日借りたCD・本
- ドビュッシー:「海」,管弦楽のための「映像」/ジュリーニ/ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団/M.T.トーマス/ボストン交響楽団
- バルトーク:管弦楽のための協奏曲,弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽/デュトワ/モントリオール交響楽団
- 知の教科書 ニーチェ 講談社選書メチエ/清水真木
弦チェレが聴きたかっただけ、ドビュッシーが聴きたかっただけ。弦チェレの方は明瞭な録音が功を奏しているが、ジュリーニ/ロサンゼルスフィルの海は逆に明るい録音が痣となってる。「映像」は初めて聴く。さて「海」「牧神」は何が名演と言われてるのだろうか。
「ウィトゲンシュタイン入門」読了。勢いで著作を何か読んでもいいと思ったが。その前にやはり哲学史をやっておきたい気もするが。
ウィトゲンシュタインは中期の最後「独我論は語りえなくなった」部分、後期「言語ゲーム」の私的言語をめぐる議論における「感覚日記」のところがかなり強烈。これは永井氏の見解なのであろうが、ウィトゲンシュタインは「言語ゲーム」を標榜することによって、「語りえないものについては沈黙しなければならない」と語るのをやめて、文字どおり、語りえないものについて沈黙したのである。このことは私にとってかなりリアルなものとして受けとめられた。「語りえないものについては沈黙しなければならない」がまさしくウィトゲンシュタインの哲学そのものとしてひしひしと感じられた。
でも次はニーチェ。
追記:やはり「ウィトゲンシュタイン入門」をもう一度読み返したくなってきた。優柔不断はお約束。ただ勉強しないと、という極地には立たされていると思う。が実行には移せそうにない。