cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

とある中学校吹奏楽部へ指導

実は今日、日曜の定演で一緒になった同期のOBに誘われて、中学校の吹奏楽部見に行きました。2年ブランクがあるので正直ちゃんとしたアドバイスができるか不安でしたが、でも打楽器叩けるかなという淡い思いがあったので原チャ走らせ行ってきました。


コンクールで『吹奏楽のための民話』をやるのでその合奏を見たわけです。


(ちなみに私は現役時、かの有名な指揮者 佐渡裕のバンドクリニックに参加し、『ロマネスク』(スゥエアリンジェン)とこの『吹奏楽のための民話』を佐渡裕の指揮の下演奏しました。この話は追々します。自慢w)


で打楽器はどうだったかというと、けっこうまずかったんだな、うん。ティンパニーの子はダブルストロークでロールしちゃってたんであわてて教えました(やっぱり打楽器の指導はなおざりにされやすい所が多い。ティンパニーのシングルロールは打楽器の常識中の常識なのに)。タンバリンのロールに苦しんでたこにちょっと教えてあげたり、トライアングルの子には音色を十分研究するよう教えました。んで困ったのがパーリーのスネアの子が欠席で、突然初見でやるよう言われてしまって…(私はスネア以外はOKだけど、スネアは専門外=下手で)。リズムと譜面を間違えながらどうにか演奏に参加したけど、逆に顧問の先生を困らせちゃいました。でも打楽器の子らにはうまいと驚かれてました(全然うまくないよ)。全体として思ったのは、やはり自分を表現しようという意欲がまだない、ってことかな。自己表現する意欲がわけばどんどんのめりこんで成長すると思うんだけど、まだそこまで音楽してないというか。もっと演奏を楽しめるようにしたいね。


今日見ていて改めて基礎練習の重要性に気づかされたわけだが、管楽器と同様、打楽器も基礎練の出来具合がストレートに個々の楽器の演奏に影響してくる。ティンパニーの子に応急処置でさらっと楽器の基礎練を教えたけど、ほんとは太いスティックでやる基礎練をしっかりやらないと意味がない。また近く教えに行くときはそこから急いで教えるとしよう。


練習後、お昼御飯をご馳走してくださった顧問の先生お二方、ありがとうございました。