cogno-SIC

cognoscenti(こぐのん) notes (mainly classical music)

佐渡裕/N響「惑星」、踊る大捜査線とか

  • at Walty

ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

ラヴェル:ダフニスとクロエ

ラヴェル:ダフニスとクロエ

デュカス:魔法使いの弟子

デュカス:魔法使いの弟子

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」

WORKS III

WORKS III

20世紀の不滅の大指揮者たち ~アンドレ・クリュイタンス

20世紀の不滅の大指揮者たち ~アンドレ・クリュイタンス

ブーレーズラヴェルが予想に反してかなりイイ。これぞ品位と透明感あるラヴェル。ヴィルトオーゾのベルリンフィル。どの楽器もしっかり過ぎる演奏が聴ける。「ダフニスとクロエ」「ラ・ヴァルス」、どちらも中学生等が吹奏楽で演奏される場合にはこの録音を聴かれることを薦めたいなぁ。「ラ・ヴァルス」は天野正道編曲の譜面があるらしいけど、まだ吹奏楽のレパートリーとしては広まってない感あるから、惜しいところ。

佐渡裕N響の「惑星」は、さっと聴いた所、ホールの影響か(タケミツメモリアル)、澄んだ演奏。でも低音部が弱く、ただつまんない演奏になってる、か。金管・打楽器の強調もなく、奇を衒わない着実冷静な演奏は、随所で確認される足音から想像できる佐渡さんの豪快ぶりとは対比的。シエナのライナーノーツでは打楽器のマレットにも注文を出すほどではあるらしいが、確かに慎重な扱いがされてはいる。少し驚いたのは「火星」での弦と木管の早いユニゾンのパッセージが見事に揃ってること、ぐらい。SACDプレーヤーで聴くとまた違うのかなぁ?合唱はあえて東京少年少女合唱隊という採用だが、やはりそもそもの声の薄さに疑問。
あれです、フルネのデュカスの後なんかに聴くと、いけないんですね(笑。